1. 現段階の構想について

ホームページで木材の在庫、単価、注文等についてはインターネット検索で沢山出来ています。例えば「高知県梁桁ネットワーク」とか。

県内の業者も何年か前から桧等の板材はネットで購入しています。その状況は価格が命です。価格競争になりそれでは山が潤う目的は達成出来ません。

基本的な構想とシステムについて

先ず徳島県として公共工事に徳島県が指定した良質の正当な価格の木材を使用させる事が大事だ。その後市町村の公共工事にも使用させる事に繋がり少なくとも良質な木造建築や木の仕上げの建物が出来る。その公共工事が県民や市民に認められたらおのずと一般市民も木造建築や木の仕上げを欲しがるものだ。

しかし現状は良質なものが公共工事に使われていない。価格競争の入札により建設業者は低価格で落札しそのしわ寄せを木材納入業者がかぶる状況にあり現場には目を覆う様な木材が取り付けられているのが現状である。それでは県民や市民は価値を見出す事が出来ない。徳島県として出来る事は公共工事に良質の木材を使用させる事だ。

　公共工事に良質な木材を使用させる方法として、明確な規格の整備が必要であり、その規格を公平な立場で認定する機関が必要である。徳島県認定木材をブランドとして多少市場より高価であっても徳島県の行う公共工事に指定すれば使用出来る。県民も建物が良質に仕上がれば納得できるしより大きな好感も得る事が出来る。少々高くついても山の環境などトータルで考慮すれば県民や市民は納得するものだ。市場価格との差額を山に送る事も徳島県なら管理が出来る。規制緩和で壊れてしまった木材業界を新たなルールで昔のように山が潤うシステムの構築が重要である。

・利用する人の対象

理想としては全ての人だ。最近の建材メーカーでも利用する人の種類で入口が違っています。例えば

一般の人、設計事務所、工務店、公共工事関係者など

・①在庫情報・・・・内容

「高知県梁桁ネットワーク」にそこそこの例が有ります。しかし購入しようとは思わない。何かが足りない。製品規格の共通した認定のようなものが必要だ。

・②各団体との調整や単価の構築

各団体との調整や単価の構築は困難でも有るが一度は可能である。しかし安売り業者が出現すると早々に壊れてしまうだろう。市場で価格競争を余儀なくされる木材は固定した単価の設定は無理である。何所かにまとめてストックし製品規格を認定し価格を設定すれば単価が崩れる事もない。忽ちは市場より高価になる為に認定木材を公共工事に指定すれば良いと考えられる。公共工事でブランドが確立されたら一般の工事にも使用されるようになる。

・注文の機能（電話、ネット）

　ある程度の規格認定ブランドが確立されなければ電話やネットでの注文は難しい。価格競争の注文に参加しても得るものは殆どない。最初は現物を見せる事から始めなくてはならないと考えられる。その後信用が出来て電話やネットの注文になるだろう。しかし一度粗悪な製品が流通すれば瞬時にシステムが崩壊する。その管理が大変である。その為に何所かにまとめて管理する必要がある。

・現在の建築資材の入手方法

　設計監理する木造建築の場合は施工業者が購入予定の構造木材（桁、梁、柱）を加工前に納入業者まで出向き確認をして購入を承認する。その時にまずい物は交換してもらう。施工業者によれば柱、梁など違う納入業者に何度も出向く事が有る。しかしＴＳウッドなどの加盟店についてはある程度の規格ブランドが有り任せる事もある。仕上げ材については現場にて納入された木材を確認する。仕上げ木材は加工された物が市場に出ているので有る程度は安定している。また業者によれば板類などネットで極安価に購入している業者も見うけられる。

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  • 9.耐久力のある小屋組み
  • 10徳島県.阿南市の展望
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  • 12.四国州を担う次世代の阿南市として
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  • 17.林業施策について
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  • 国土交通省　CO2貯蔵　パブコメ

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