徳島の建築家
中飯賀業は建築の専門家　建物の設計や企画をお任せ下さい。徳島県阿南市で建築設計事務所を開設しています。

なかい　　しげのぶ
中飯賀業建築研究所
Shigenobu Nakai



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10.阿南市の展望（建築士会阿南支部と阿南市長の懇談会資料投稿）　2011年2月9日

阿南市の展望

全ての住民が明るく住みやすい阿南市を作るためには一年に３～７パーセントの人口増が必要です。

人口が増えることにより仕事も収入も楽しい事が増え持続可能な社会を形成できます。

人口増に対しての施策として建築、都市計画の専門部分から提言します。

1.将来の食糧事情を考慮して無秩序に農地を宅地化するのは都市計画の上でもあまり良くない。

2.約50年後にやって来る南海地震対策をそろそろ始める時期に来ていると考えます。

私たちは生きていませんが子孫に対して我々が出来ることを実行しなければなりません。もし南海地震が150年周期で起こればほとんどの平地は水没します。現在の阿南市は壊滅するでしょう。長期の都市計画として津乃峰山を囲むなだらかな丘陵地に自然と共生する第二の町を計画する事が望ましいと考えます。住宅だけでなく産業も必要です。50年前の神戸六甲山のような考え方も一つの方法でしょう。もし50年後に海抜10ｍ以上に新しい街が形成できれば、大地震の津波が来ても半数の市民が家を失うことなく最小限の不住で生活が続けられると考えます。このような施策は今のところ日本では見受けられませんが、私の町は津波の被害を受けてきた町です、今から200年前より有る屋敷は子孫のために津波対策の高さを確保しています。

今日や明日の事を考えて生活するより将来の夢や希望に向け生活する生き方を全ての住民に施策を通して導く行政であるべきだと考えます。

平成２３年２月９日  中飯賀業

 (南海地震による津波対策の街づくりを提案する。） 






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