徳島の建築家
中飯賀業は建築の専門家 建物の設計や企画をお任せ下さい。徳島県阿南市で建築設計事務所を開設しています。

なかい  しげのぶ
中飯賀業建築研究所
Shigenobu Nakai



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2.屋根瓦について 2010年10月06日

 私の建物はほとんど屋根が付いています。その屋根は日本瓦(粘土のいぶし瓦)がほとんどです。なぜ私が粘土で作られたしかも和型のいぶし瓦にこだわるかを説明します。
 日本の気候は世界でも雨の多い地域です。その為に昔から建物には雨から家を守る屋根が付いている。しかもその屋根の形や屋根の材料の研究は続けられてきた。屋根の形も葺く材料や機能、デザインにより変化してきた。葺く材料も草や木の皮から粘土を使った瓦そしてシートや金属へと変わってきた。その中で私は日本瓦(粘土のいぶし瓦)がデザインの普遍性と対候性、耐久力に対してのコスト性に優れていると考えているからです。
 粘土瓦は粘土を焼いているのでセラミックのようにほぼ永久に材料として機能します。屋根自体が永久に機能することは不可能です。どんな材料を使おうが何らかの事故やトラブルで補修や修理が必要となるでしょう。その時に私の使っている昔からある和型の粘土瓦は最も有効な材料となるのです。それは和型の粘土瓦は昔からあり、これからも有り続けられると予想されるからです。流行の材料や形は50年後に存在しないでしょう。50年後に存在しない材料を使うと補修や修理が困難になり、全てやり替えることになり建物自体の存続も危ぶまれる。またあまり高価な材料で仕上げていると金銭的に補修や修理が困難になり建物が消滅する。
 恒久的な建築をこの国で創る時、私は屋根にこだわることが大事と考えている。だから私は日本瓦(粘土のいぶし瓦)でしかも安価な和型を使っています。また粘土瓦のいぶし仕上げは日本建築の文化とも考えている。伝統や文化を継承することも建築家としての役目と考えている。
 いぶし仕上げとは昔の家や神社に使われている新しいうちは銀色で古くなるとねずみ色になる瓦のことです。粘土を焼くときに釉薬という薬を塗らずに焼きあがる寸前に燻して瓦の表面に炭素の被膜を作る手法です。いぶした瓦は粘土が茶色からねずみ色にかわらの中まで変わります。いぶし瓦が釉薬を塗り焼いた瓦より良いところは瓦自体に年月を感じさせる変化がある。それは新しいうちはまぶしい銀色に光り新しい家にマッチします。そして家が古くなり年代を感じるようになった時いぶし瓦は同じように年代や伝統を感じさせる表現があるからです。また雨が降ると少し水を吸収する性質があるため屋根の色が晴れた日には晴れた表情があり、雨の日には周りにあった表情があるからです。特に大粒の雨が降り始めたときに瓦の色が銀色から濃いねずみ色に徐々に変わっていく表情が私は大好きです。またいぶし瓦は凍結に弱いので雪国にはあまり向きません、昔から太平洋側の温暖な地域にいぶし瓦が多く使われています。
 瓦の形は昔から丸平葺きが本瓦と言われていて、お金持ちや神社仏閣に使われていました。現在の和型葺きは簡略瓦と言われて庶民の住宅や納屋に使われてきました。昔は両方とも赤土にわらやすさを混ぜた土葺が主流で丈夫な軸組みに重い屋根を乗せ、台風などの外力に耐える建物を造ってきました。戦後は軸組みを経済的(最小限に細く)に造るようになりそれに合わせて屋根も軽く作ることが要求され現在は瓦もほとんどステンレスの釘や接着剤で屋根に固定するようになりました。土葺きの土は断熱材の役目もしていました。現在は土の変わりに建材の断熱材を使ったり、私のように屋根の野地板(下地板)を杉のような断熱効果の高い樹種を厚く使い断熱材の役目をさせる手法に変わってきました。また瓦の裏に空間が出来てそこを通る空気が瓦をラジエターのように冷やす効果もあります。北米では波形の瓦は空間が多いのでエコ瓦と言われているようです。和型瓦も波形にカーブしていますのでエコ瓦の一種です。平板瓦を葺くと裏の空間が少なくなり、確実に屋根下の温度が高くなります。粘土の瓦は確実に住宅を温めます。冬場は良いのですが夏はこの対策に多くの研究者が格闘しています。まずは波型の瓦を選択して下さい。

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