現場 15 新野の住宅 新築工事 木造 Nハウス工法 |
この住宅は若い夫婦と祖母の半2世帯住宅で、田園の中に建つ小屋裏部屋付の基本的には平屋の住宅です。大昔からこの地域にある木造住宅のデザインにお施主様の希望と祖母と住まうライフスタイルを融合させたシンプルなデザインの住宅です。そしてこれから生まれてくる子供たちのために広い小屋裏空間を確保しました。Nハウス工法で木材をふんだん(通常の木造住宅の3倍)に使いCO2を100年以上固定できる環境に配慮した住宅です。
1階平面プラン
2階平面プラン
立面図
敷地正面から
建設場所を土地家屋調査士が測量を行っています。
建物登記を行う予定の土地家屋調査士に敷地測量を依頼すると一度の測量で済むので
トータルで安価になります。
敷地東側
敷地西側
敷地南側より
遠くに見えるテニスコートの手前が建設予定地です。
これから農地転用手続きの後造成工事を行います。
造成後に建設工事を行うので
山土(砕石)で十分に締め固めながら造成工事を進めています。
敷地東側
敷地西側
造成工事完了 東側
造成工事完了 西側
地鎮祭の準備状況
これから地鎮祭を行います。
地鎮祭(じちんさい、とこしずめのまつり)とは、
土木工事や
建築などで
工事を始める前に行う、その
土地の
守護神(
鎮守神)を祀り、土地を利用させてもらうことの許しを得る。
基礎掘方工事開始状況
掘方は地面に掘方部分のマーキングを行い進めます。
造成部と造成下部の地盤については
事前に地盤調査を行い、直接基礎に十分耐えれる地耐力を確認して工事にかかるが
掘方時に地盤状況を監理者は調査内容と同じか確認する。
基礎下の防湿シート敷き込み状況確認
この防湿シートは地面からの湿気から建物を守る重要なアイテムです。
この技術で木造住宅の耐久力は格段に進化した。
捨てコン打設後の地墨出し状況
コンクリートの上に基礎の絵を書きその絵に沿って基礎配筋を進めます。
この絵が間違えると家の間取りが変わってしまう重要な工程です。
基礎墨出し確認状況
工事監理者は設計図を同じ形と寸法である事を確認します。
重要な部分が分かりやすいように所々に赤色でマーキングしています。
基礎配筋完了
基礎配筋検査状況 東側から
工事監理者は鉄筋の本数、太さ、間隔を確認します。
基礎配筋検査状況 西側から
基礎配筋検査状況 玄関ポーチ部分
この住宅はスロープで玄関及び居室まで上がるので
ポーチ部分の基礎は通常より高くしています。
基礎ベースコンクリート打設状況
基礎ベースコンクリート打設状況
基礎ベースコンクリート打設状況
コンクリート納入伝票
寒いので設計基準強度 21Nであるが
温度補正+6の27Nで打設している。
基礎立上りコンクリート打設状況
コンクリート納入伝票
寒いので設計基準強度 21Nであるが
温度補正+6の27Nで打設している。
コンクリート打設後の上部養生状況
立上りコンクリートは断面が小さいため寒い日が続く場合は
養生することが重要である。
使用木材検査状況
小屋梁、母屋、垂木材
使用木材検査状況
2階床梁材
使用木材検査状況
上部が土台材(桧赤身の4寸材)
下部が柱材(杉割物の4寸材)
使用木材検査状況
中央に写っているのが6寸角の大黒柱
正目の綺麗な無節材(設計は上小節材)
基礎脱型後埋戻し状況
玄関周り基礎
玄関へのアプローチがスロープで床の高さまで上がるので
ポーチ部分は土台が腐らないように基礎を嵩上げする。
木材加工状況
プレカット(機械)加工された梁材にNハウス工法(縦落し板)の板が入る
溝を手加工で掘っている。
木材加工状況
プレカット(機械)加工された柱材にNハウス工法(縦落し板)の板が入る
溝を手加工で掘っている。
柱材は正目の綺麗な柱が使用されている。
時代背景でこのような柱が使用されなくなったからかもしれない。
こんな柱でなくては何処かのメーカーが言っているが100年はもたないよ!
木材加工状況
プレカット(機械)加工された梁材にNハウス工法(縦落し板)の板が入る
溝の手加工がおわった状況
木材加工状況
プレカット(機械)加工された垂木材にNハウス工法(縦落し板)の板が入る
溝やその他の手加工を待っている材料。
基礎工事が完了し給排水設備配管施工状況
屋内給排水設備配管施工状況
最近の給水給湯配管は2重のホース状になっている。
基礎天盛が完了し墨出し施工状況
落とし込み壁パネル作成状況
パネル材は杉板厚30mm本美加工材
土台施工状況
土台施工状況
基礎パッキンは樹脂製の連続式を採用している。
土台敷設完了状況
柱材が現場に搬入された。
搬入された柱材に建て方のために最終の加工が施されている。
柱に敷居、鴨居を取付ける為の加工をしている。
柱と壁が建て込まれていく状況
開口部周りは柱に敷居鴨居を取付て窓の上下に落し板を設置する。
1階柱、落し込み板壁施工状況
1階柱、落し込みパネル施工完了状況。
西側
1階柱、落し込みパネル施工完了状況。
南側
2階床梁設置状況
ここからは手作業ではなくレッカーをしようする。
2階床梁設置状況
軒桁で柱、落とし込み板の上に設置されるとNハウス工法完成
家らしくなってきた
2階の床梁が完了し
2階の柱、落し込み板施工状況
東側
2階の床梁が完了し
2階の柱、落し込み板施工状況
東側
2階柱、落し込み板施工状況
2階柱、落し込み板施工完了状況
小屋梁設置状況
小屋棟木設置状況
棟木設置状況
垂木(登り梁)設置完了状況
西側
垂木(登り梁)取付け状況
ボルトで棟木と母屋材にボルトで固定していく。
東側
垂木(登り梁)取付け状況
ボルトで棟木と母屋材にボルトで固定していく。
西側
この小屋組みの工法は4寸角の垂木(登り梁)で棟木を持ち上げる工法で
背骨のような棟木からあばら骨が生えているのと似ている。
屋根全体を包み込むように覆う
屋根周辺の破風と鼻隠しを取付けた状態
破風と鼻隠しは風雨から構造材を守る為に設置される。
50年から100年後には取り換えれるように取り付ける。
屋根野地板の取付け状況
野地板は合板ではなく杉無垢板30mm本実加工材を
直接登り梁兼垂木に取付け水平剛性を高める。
屋根野地板施工完了状況
野地板張りの工事が終わると早々に
一枚目の防水シートが貼られる。ここまで進めばどんな雨も大丈夫。
棟部の補強と2階の配線工事を施工している。
屋根瓦下地完了状況。
南側
屋根瓦下地完了状況。
北側
ほぼ家の形が分る状態になった。
瓦工事の専門業者が2枚目の防水シートを施工している。
2枚目のシートは「もらさん2号」を採用した。
北側
屋根瓦下地の2枚目の防水シート施工完了状況
南側
構造耐力上主要な軸組等の工事
西側
筋交いと軸組金物を設置している。
Nハウス工法は城郭建築と同じ工法なので軸組金物はあまり必要ではないが
建築基準法により規定されているものは設置しなければ
法定中間検査が受けられないため設置している。
構造耐力上主要な軸組等の工事
南側
1階床組工事の状況
建て方時に仮に設置していた大引きと鋼製束を
高さを調整してビスと専用の接着剤で設置している。
鋼製束設置状況
2階床板張付け状況
2階床板は30mmの杉無垢板で本実加工材を採用している。
直接床梁に釘と糊で張付けて合板と同様の水平剛性を確保する。
2階床板張付け状況。
将来板の収縮による隙間が少なくなるように1枚1枚写真のように叩いて
締めながら施工している。
法定中間検査(軸組金物検査)が合格すると屋根に瓦が上げられ
開口部にアルミサッシが取り付けられる。
南側
屋根瓦葺き施工状況
南側
屋根はいぶし粘土防災瓦で100年後もある形状を採用している。
小屋裏に子供部屋を予定しているので瓦下に断熱材を入れている。
屋根瓦施工状況
北側
開口部アルミサッシ取付け状況
西側
屋根工事と併用して外壁工事を進めている。
アルミサッシが取りつけられると外壁下地の
透湿防水シートが施工されている。
このシートが防風時の雨漏りを防ぐので丁寧に施工する必要がある。
北側
外壁透湿防水シート施工状況
西側
外壁透湿防水シート施工状況。
南側
外壁の透湿防水シート施工が完了すると
外壁を取付ける胴縁が取り付けられる。
屋根工事は乾式工法の棟瓦の取付が進められている。
台風で飛ばされないように最近は土ではなく金物で固定する。
北側
外壁下地胴縁施工状況
西側
屋根瓦施工完了、外壁下地胴縁施工状況
南側
外部の雨仕舞が完了し内部造作の
和室の畳下の座板を取り付けている状況。
昔の家は畳下を乾燥さすために座板も取外し出来るようにしていたが
今の木造住宅はベタ基礎になっているのでその必要もなく床鳴しないように
ビスで固定する。
1階床板張り状況
床板は厚40mmの杉無垢板本実加工材
余り必要ではないが省エネのため床下に断熱材を挿入している。
1階天井下地
キッチン上部
外壁の防水下地の板金
桁材の周辺からの漏水を防ぐために施工している。
外壁の防水下地の板金
桁材の周辺からの漏水を防ぐために施工している。
野地板回りも施工されている。
外壁下地の防水シートと野地板の隙間が出来ないように新しい技術だ。
室内に貫通する梁材の周辺も板金が施工されている。
このような住宅を多く手掛けている施工者の工夫だ。
外壁の防火サイディングの施工状況
防火サイディングの中でもコーキングに頼らない一番長く漏水しない
3×10版を採用している。
外壁防火サイディング施工状況
3×10版の防火サイディングは長さが3030mmで
一段目が施工完了
ジョイント部分はシールではなく恒久的に水を切る水切りを入れる。
玄関部分外壁下地
野地板と外壁部分からの漏水を防ぐ為に捨て水切り鋼板を取り付けている。
この施工者の独自の工法だ。設計には無いが承認した。
玄関土間下地
この住宅は高齢者用住宅の玄関が隣接している為に
玄関土間の高さがフロアー面より-20mmで設計している。
この穴に砕石を充填して土間コンクリートを打設する。
周囲は防水板で養生している。
玄関2土間下地
こちらの玄関は高齢者用で
フロアー面とほぼ同面としている。
この穴に砕石を充填して土間コンクリートを打設する。
周囲は防水板で養生している。
玄関土間コンクリート打設完了状況
この上に大判のタイルを張り仕上がりとなる。
玄関2
土間コンクリート打設完了状況
この上に大判のタイルを張り仕上がりとなる。
玄関2の天井下地
天井内には所狭しと配線や換気ダクトが設置されている。
その為天井点検口の設置を予定している。
高齢者用の洋室6帖
天井を高くして高齢者特有の匂いの問題を解決する。
正面に設置されているドアは断熱気密性能に優れた樹脂サッシを採用している。
廊下造作状況
廊下は屋内配線等の設備のため天井を設けている。
和室6帖造作状況
天井板は無節の杉の無垢板を採用している。
寝室7.5帖造作状況
2階部分の下部は2階の座板から埃が落ちないように天井を設けている。
真っ白に仕上げる予定です。
上部に軸組金物が見えているのが少し残念と私は思いますが
時代で若い人は平気な方もいる。
北側
外壁防火サイディング張り完了状況
西側
外壁防火サイディング張り完了状況
南側
日当たり通風を確保する為に大きな窓が並んでいる。
外壁防火サイディング張り完了状況
東側
外壁防水シール施工状況
が外壁の周囲に細く白い紐のような物がシール材です。
監理者は入念に検査します。
外壁防水シール施工状況
が外壁の周囲に細く白い紐のような物がシール材です。
監理者は入念に検査します。
リビング造作状況
キッチンと2階の下部のリビングには天井を設置します。
リビングの天井は2階床梁を見せて高くしています。
和室6帖からリビング造作状況
リビングの南側は吹き抜けとなっています。
和室6帖造作状況
和室の壁は木のままでは無く珪藻土の塗り壁とします。
その為に下地ボードを施工しています。
高齢者用D.Kから寝室の洋室6帖
高齢者用D.K
キッチン周りは一部が防火仕様でボードの下地を使用しています。
この上にキッチンボードを貼り仕上げます。
高齢者用トイレ
一人専用なので壁は木のままで天井は白色に仕上げます。
玄関2の天井下地
天井内には多くの配線や換気ダクトが設置されているので
天井裏点検口を設置しました。
電気設備引き込み工事と
軒天の野地板目地止水板の施工状況です。
分りにくいのですが細い小さな板を目地ごとに張っています。
妻部の漏水について長年の経験から改良を重ねてこの形です。
階段の原寸図
写真で分かりづらいが階段の断面図を書いています。
この住宅の階段は超高難度の為階段近くの床養生板の上に原寸図を書いています。
棟梁自ら施工しています。
外部足場解体前南側
外部足場解体前西側
玄関扉前排水溝施工状況
玄関がバリアフリーの為段差がないので土間排水溝を設置する。
玄関アプローチ遣り方状況
敷地の角度に合わせて角度を付ける変更をした。
L.D.K 天井下地
天井はペンキ塗り仕上げであるが
下地に塗装用の亀裂防止紙を貼る為に目地等の不陸を調整している。
寝室天井下地
廊下の天井下地
周囲は大きな目透かしとしている。
脱衣室の電動昇降式物干し
D.K天井下地状況
便所設備取り付け下地状況
Nハウス工法の場合壁に心材が有る為しっかり取付けできる。
アプローチ掘方状況
L.D.K天井塗装下地紙クロス貼り状況
この白色の塗装下地紙クロスの上に塗装を施すことにより
将来的に塗装部分の亀裂を防ぐ
和室壁珪藻土塗りの下地状況
アプローチ捨てコンクリート打設状況
アプローチのスロープや階段の形状が複雑なために
捨てコンが必要
外部犬走配筋確認状況
勝手口階段
コンクリート打設状況
玄関アプローチ
配筋確認状況
スロープと階段を一体化しているので形状が複雑
外部犬走コンクリート打設状況
木造の基礎がベタ基礎になり浅くなった為に
べた基礎下部に雨水が侵入しないように建物周囲に犬走が必要になった。
打設精度を高めるために伸縮目地を設置して分割して打設している。
玄関犬走コンクリート打設状況
D.K天井塗装仕上げ状況
廊下天井塗装仕上げ状況
和室壁珪藻土塗り仕上げ状況
寝室天井塗装仕上げ状況
白い天井が浮いているように取り付けている。
天井の上は2階がある。
L.D.K天井塗装仕上げ状況
化粧梁が白い天井にコントラストを付けているデザイン。
北側犬走配筋状況
東側犬走配筋状況
外部木製デッキ施工状況
外部用鋼製束で床組みを作る。
浄化槽上部スラブ配筋状況
玄関ポーチタイル見本
駐車場
土間コンクリート下地砕石地業状況
D.K キッチン設置状況
便所
衛生器具設置状況
建具釣り込み状況
木製デッキ設置状況
外部犬走コンクリート打設完了状況
駐車場
配筋、伸縮目地設置状況
アプローチ手摺設置状況
駐車場
コンクリート打設後砕石舗装状況
アプローチタイル張り状況
側面から始めている。
L.D.K
システムキッチン設置状況
内部床ワックス施工状況
肌ざわり感を増すためにミツロウワックスを採用している。
キッチン回り仕上がり状況
2階屋根裏小屋仕上がり状況
アプローチ前コンクリート打設状況
西側外構仕上がり確認状況
南側外構仕上がり確認状況
東側外構仕上がり確認状況。
工事状況写真はこれで終了です。
内部は竣工写真でお楽しみください。