この建物は徳島県や阿南市が進めているLEDバレー構想の一躍を担う事業所として阿南市に建築されました。 建物規模は鉄骨2階建て約1142.60m2でハイテク精密機械の研究施設です。
1階が研究施設で2階が事務室スペースです。建物の屋上は木製デッキで造られた従業員の憩いの場所と、新たな試みで阿南市の津波災害避難施設として屋上の約2/3が市民に利用されます。平時は新たな産業として地域を支え津波、洪水災害時には近隣住民の命を守る避難場所としての使命を担う建物です。
詳しい竣工写真はこのページですゆっくり見て下さい。 解説もしました。
道路出入口部からアプローチ スロープを上るようにアプローチを付けています。
建物正面から 北側から
右端に見えているのが津波避難施設階段(阿南市)です。
敷地をまたぐようにブリッジで繋げられている。
西側から
南側2階中央部に見えるのが屋上デッキに上がる階段。
黄色い庇で白の縁取りの入口より資材を搬入し
製品を搬出します。
トラックの荷台に高さを合わせて建物が設計されています。
アプローチ方向から
建設前からホームページにUPしていた完成予想図の方向です。
イメージ通りに完成しました。
建物の一階部分の床高さが1.0mもあるので
スロープを使ってアプローチしています。
建物がより大きく見える手法です。
東側から
道路境界部に植えられた生垣が育つとこの面が完成します。
東面
左が玄関で右側がお客様用庇付駐車場。
玄関ホール外観
正面入り口
玄関風除室
風の強い地域であり玄関には風除室が設計されている。
玄関ホール
カーテンウォールと真っ白の空間にレーザー社のロゴマークが映えてる。
階段左側は簡易な打合せコーナー。
階段ホール中間踊り場が空中に浮いているようなデザインとしている。
階段側面から
建物の高さが高いことを利用して階段と踊場が空中に浮いているような
イメージをデザインしている。
私の一番お気に入りのカットです。
玄関ホール見返し
空中踊り場から2階ホール
真っ白な階段に企業のカラーであるノンスリップのブルーが映えている。
人は温かい色の木の手摺で2階へと誘導される。
応接室この部屋は部屋の巾と天井高さがほぼ同じにデザインされている。
見上げなくては天井は目に入らない。
照明デザインは
宮城久典氏
応接室家具が入り美しい応接室になった。
左側のカラス棚には特許証が並べられる。
資材搬入通路美しい研究室ですが、機材等が搬入されている為このカットのみ。
天井が高くとても明るい研究室です。
男女便所入口左が男子便所、右が女子便所
男子便所
来客用のために耐久力を高めた仕上げです。
女子便所
従業員用階段チュウーブのようなデザインです。
2階南廊下ホールを兼ねた廊下には簡易な打合せデスクが用意されている。
右側が事務室。明るい廊下に向け採光窓が設置されている。
2階南廊下見返し
屋上デッキに上がる階段が見えるようにデザインされている。
屋外階段は廊下への採光を考慮した軽いデザインとなっている。
事務室廊下側に横長のブラインド付の明かり窓があるデザインが部屋の広がりを創っている。
会議室デザインしている。左側は仮眠室が並ぶ。
北廊下から仮眠室
仮眠室の仕上げは自然素材を使用している。
脱衣室奥にユニットバスが設置されている。
仕上げは杉板を使用しで窓が無いことをカバーしている。
従業員用男子便所
掃除し易さを優先している。
従業員用女子便所
ここから夜景の写真です。1段目の踊り場よりホール
踊場からホール
踊場からホール
階段
空間に浮く照明器具を兼ねた階段。
玄関ホール
最後は私の一番好きなカットです。
当初のイメージ通りのデザインに仕上がりました。
この階段は施工難度が高く工事も大変でした、施工者の皆様お疲れ様。
お施主様の理解が無ければこの様な素晴らしい形は創れません。
最後に有難うございました。
この建物は 神原建設株式会社 が施工しました。
TEL0884-36-2111