74.阿南市消防団詰所　　　　鉄骨2階建て　　　　　　　　　　撮影　岩浅睦夫

   

　この建物は阿南市の消防団詰所で公共入札（価格競争）で受注しました。消防団詰所が古くなったので建て替え工事として発注されました。敷地は三角の狭い土地で尚且つ敷地横の水路の改修工事に伴い水路擁壁のベースが敷地内に1.8ｍも越境して来てその上に建物の基礎を作る事が出来なくて台形の鉄骨フレームで四角の建物を吊るすような設計としました。建物のバランスを取るために１本のフレームを支える柱がデザインではなく建物外に出ている構造です。建物のデザインは小さいながらも存在感（見ただけで消防団詰所と認識できるように）を出すために白い外壁に消防自動車と同じ色のカラーリングを施しています。

 

 

1階　平面プラン

 

２階　平面プラン

 

 

西、南側立面図

 

 

東、北側立面図

 

 

 

外部　竣工写真

 

 

西側正面

右側の柱は前段で説明したように建物を吊るすフレームが

建物外に出ています。

 

 

 

 

 

南面

 

 

 

 

 

南西面

 

 

 

 

西面

 

 

 

 

 

北西面

 

 

 

 

 

北面

 

 

 

 

 

東面

 

 

 

 

 

南西面出動写真

主役の消防自動車が建物を引き立たせる

 

 

 

 

西面出動写真

 

 

 

 

 

北西面出動写真

 

 

 

 

 

北面出動写真

 

 

 

 

内部　竣工写真

 

 

格納庫左側

左の木製棚はヘルメットやグローブを保管する棚です。

鉄骨はメンテナンスフリーの溶融亜鉛メッキ仕上げです。

 

 

 

 

格納庫右側

奥の木製棚は土嚢など水防用の資材を保管します。

 

 

 

 

 

格納庫奥から

 

 

 

 

 

詰所に上る階段

段板の色がグレーからグリーンに間違えたので

遊園地のようなカラフルな階段になりました。

 

 

 

 

 

2階ホール

左側の下足入れは手すりも兼ねている。

 

 

 

 

詰所

床は杉板で壁と天井は白く仕上げた。

 

 

 

 

詰所見返し

正面の出っ張てる部分は収納で山火事など長期の出動のため簡単な流し台も設置されている。

 

 

 

 

 

１階のトイレ

掃除がし易いようにツルツルのメラミン化粧板で仕上げている。

 

 

 

 

　阿南市の消防団詰所の設計はこの建物で２軒目ですが今回は監理業務も公共入札で行う事が出来たのでほぼ設計の通りに工事が出来ました。