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津乃峰の住宅 木造2階建て 30坪 撮影 幸田青磁 |
この住宅は私のお気に入りの住宅です。木造2階建て30坪の住宅です。敷地は小高い山(津乃峰山)の麓にあり眼下に街並みと橘湾が見えます。家の周りは自然に囲まれた素晴らしい場所でした。無垢の木(徳島県産杉)で家全体を造りました。工法はNハウス工法です。冬期は薪ストーブで家全体を暖房し、春夏秋は大きな掃き出し窓を解放して暮らす自然派住宅の住宅です。この綺麗な住宅に似合うお施主様が住んでいます。
このページの最後にNハウス工法の工事中の写真を掲載しました。最後まで見て下さい!
西側からの全景 | |
2階平面プラン 大屋根の中央に 屋根裏小屋風の 2階を造った。 LDK上部の部屋 はロフト風で、薪 ストーブ暖房時に 空気対流の目的 で2方向に吹抜け がある。格子から 蒔きストーブの 煙突が見え楽し い空間である。 寝室には大屋根 の空間を利用し た大きなクロー ゼットがある。 1階平面プラン 玄関からLDKに 入るプランです。 冬季に薪ストーブ で家全体を暖房 する為に全ての 部屋がストーブ のあるLDKに つながれている。 居室は全て南向 き、大きな窓で 通風と日当りは 良好である。 | |
玄関ホール 床と天井は仕上 げてあるが、壁 はNハウス工法 の縦落とし杉板 がそのまま見え ている。 杉の手摺と 引き残しがない オリジナルの 杉とステンレス の引き手が 見えている。 室内において 木造の構造材が 露出することは 建物の耐久性 に良い。 | |
玄関側から LDK 奥に見えるのが 和室で、上に 2階のロフトが 見えている。 床と腰板は杉 壁と天井は白の フィニッシュ塗り 艶のない白色と 無垢の杉材の コントラストは 新築の時は淡く 年月が過ぎる ほど鮮やかに なる。 | |
和室側から LDK 正面に見えるの が玄関入口で、 手前の ダイニング とリビングの 仕切りに ログハウス のような丸太の 柱と梁が配置さ れている。 すっきりと仕上 る為に巾木は 省略している。 | |
和室8帖 多目的に活用 できるように、 4本引きで 中央で仕切れる ようになって いる。 右側中央に造り 付けの仏壇が 見えている。 天井は無垢の 杉板を梁の 間に底目張り。 | |
LDK LDKの正面に 薪ストーブと 蓄熱用のコンク リート壁、それを 回るように階段 があり、その下 に冷蔵庫が その隣に キッチンがある。 無機質な 蓄熱用の コンクリート壁と 鋳物製の 薪ストーブが この部屋の アクセントに なっている。 | |
階段吹抜 | |
2階 階段を上がると 左側にロフト 右側に寝室 ロフトは壁が 手摺と格子で 仕切られていて オープンな空間 となっている。 寝室とも壁の落 とし板と小屋組 み、屋根下地板 がそのまま見え ている。 | |
ロフト この部屋は 来客用に 造られた。 ロフトからは リビングが 見下ろせるが、 手摺、格子 ドアで目隠しは 出来ている。 まるで ロッジや ペンションの ロフトルーム のようで アルプスの少女 ハイジの部屋 の感じです。 | |
主寝室 ログハウスの 小屋裏部屋を イメージさせる デザインです。 自然素材で 全て仕上げ 通風、日当り もよく理想の 寝室です。 右の開口部が 階段室です。 左に大きな クローゼットの 扉が見えてい ます。 照明計画は デザイナーの 宮城久典氏 です。 | |
クローゼット 小屋裏で高さは 低いのですが、 約五帖の 大きさがあり ハンガーパイプ と棚板が 設置されている。 | |
キッチン キッチンは 約三帖と狭い 空間にL型の システムキッチン 勝手口、冷蔵庫 が効率的に 配置されている。 キッチンは トーヨーキッチン でシンプルに 仕上がっている。 カウンターの 止まりに丸太の 柱がデザイン されている。 | |
洗面、脱衣 車椅子対応の 洗面台が設置 されている。 脱衣室は風呂 上りの気持ちよさ 調湿効果を上げ る為に全て杉板 で仕上げてある。 木の中の 白い衛生器具は より清潔に 見える。右側は 下着、タオル 収納のロッカー が造りつけられ ている。 | |
木製デッキ リビング ダイニングの前に デッキが、 くつろぎ、遊ぶ、 物干し、庭の 手入れなど 庭と室内を繋ぐ 役割をはたす。 デッキは裸足で 出られるように 防腐処理をした 杉板で造られて いる。 木で造られた 物干しの竿受けが 柱に取り付け られている。 |
2階バルコニー 木で作られているので裸足で布団を | |
遠くからの全景 自然に溶け込んでいます。 |
この住宅の施工者は(有)保岡建設が造りました。
ちなみにこの住宅の工事費は外構工事も含めて約1500万円くらいで設計監理料金は
設計から工事監理(業者選定業務も含む)まで150万円です。
ここからは工事中のNハウス工法が良く解る写真を掲載しました。 |
基礎が出来たら土台を敷いて柱と開口部の補強を取り付けます。
Nハウス工法の1階杉厚板縦落し込み壁(連続柱構造)が外壁部がほぼ完了しました。パネル状に仮止めされた板を重機で吊り込みます。
厚さ30mmの杉板の集合体を吊りこんでいる状況です。柱と土台に板の巾の溝が事前に掘られています。その溝に差し込むように取り付けます。余分な金物は使いません。
1階が出来ると壁を押さえる2階梁を取り付け、2階の壁を取り付けています。
壁が出来て屋根の下地を組んでいます。
屋根にも壁と同じ30mmの杉の野地板を張り、瓦下地の防水シートを2重張りしています。建物の形が分かるようになってきました。このお家の断熱材は大昔の家のように厚い杉板で屋根と壁と床が包まれています。居住性ももとより耐久力が抜群です。普通に住んで2.3百年はもつでしょう。断熱性能は杉板が劣化しないので建物が無くなるまで変わりません。また縦方向に木材を沢山使っているため重力に対して丈夫なの当たり前で、昔の土塗り壁より強いと考えます。温暖な場所で周りに緑があるためこのお家エアコンは必要ない建物です。
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